夢中になれる空間があるのは幸せ

夢中になれるもの

食べる事を忘れ、寝るのも惜しみ、何かに夢中になる。他には何も必要とせず、ここにいて、行えることを至福に思う。まるで時がとまったかのような感覚におちいる。

何事にも邪魔されず、夢中になれる空間があることは幸せかもしれません。たとえば、スポーツが好きな人は、好きなスポーツに興じている間は、とても幸せですね。スポーツだけでなく、家族と、子供にゲームに夢中になれるときは、かけがえのないものです。

大人になるにつれて、夢中になれる空間が減る人も少なくないと思います。日々の仕事に追われて、夢中になるというよりも、強制的に何かをさせられる。お金を稼ぐために、好きでもない仕事に自分の大切な人生を割かなくてはいけない。毎日乗りたくもないのに、電車に乗り、上司に言われるがままに、会社のために働かなくてはいけない。夢中になるというより、与えられた仕事をこなす日々かもしれません。また、真面目な人は、そのような仕事でも敢えて夢中になろうとします。

本当は、やりたくないけど、自分から積極的に取り組み、夢中になれる仕事に変えていく。そういう人は、仕事ができる人で成果も上がりやすいです。でも、本当にやりたい夢中になれる仕事なのかはわかりません。自分を騙しているかもしれないし、また、家族を養うために、自分を振るい起たせているのかもしれません。それに対して何が正しいと言うことはできませんね。それに、そのような人ならまだしも、世の中には、仕事が嫌で嫌でしょうがなくて、それでもお金のために働く人はたくさんいます。

夢中になれる人生は尊い

そんな中、心の底から夢中に取り組み、人生を謳歌する人もいます。そのような人は、輝いている人が多く、とても幸せそうです。たとえ、苦しくても前へ前へ進む力と意志があります。人間の本当の幸せは夢中になれるものがあるかどうかだと思います。自分が本当に寝る間を惜しんでやりたいものがある人は、いつまでも若々しいし、アクティブな人が多いです。後ろ向きになる暇などなく、常に前を見ているでしょう。

もし、今、人生でなにか物足りないと感じている人は、今一度、自分と向き合い、夢中になれるものについて考えるときかもしれません。それは、必ずしも仕事である必要はないと思います。趣味でも本当に夢中になれる、今後も続けていきたいものがあれば、人生はきっと豊かになるでしょう。本当ならば、自分の時間を多く費やす仕事で夢中になれた方がいいのかもしれませんが、何も無理に夢中になる必要はありません。それよりも、今後も、自分が生きて行く限り続けられる夢中になれるものを、見つけた方がいいです。

夢中になれるものがあれば、いつまでも輝き続けられるでしょう。

そして、未来、次世代につながる何かが生み出されるような、そんな時を過ごせれば幸せですね。