パチンコやパチスロ、競馬などのギャンブルによる借金の場合は、自己破産ができないと言われたりもしますが、本当にそうなのか詳しく見ていきましょう。

ギャンブルによる借金も自己破産できる場合がある

借金・キャッシング - ギャンブル自己破産

破産法252条1項などに記載されているとおり、パチンコやパチスロ、競馬などギャンブルで多額の債務を作った場合は、免責不許可が原則になります。

参考 : 破産法252条1項

ただし、たとえパチンコなどのギャンブルの負債であっても、少額であれば、免責許可になる場合が多いのです。また、借金が多額であっても、自己破産が認められるケースもあります。ギャンブルによる借金の場合は、自己破産ができないと言われたりもしますが、実情としては、パチンコなどのギャンブルによる借金でも自己破産が認められるケースもあるのです。

自己破産した場合は長期間借入ができなくなる

借金・キャッシング - 自己破産による借入

自己破産すると、借金が帳消しになり、債務を支払わなくてよくなりますが、自己破産後は、5~10年は一切借入ができなくなります。ですから、自己破産後に家や車を購入したくても、ローンを組むことができないので注意しましょう。

資格制限がある

借金・キャッシング - 資格制限

また、自己破産の申し立てを行うと、一時的に就けなくなる職業があります。弁護士・司法書士・税理士などの士業のほかに、旅行業・警備員・生命保険募集員・宅地建物取引業などの資格を要する職業が制限されます。

自己破産しても、また借金する人もいる

借金・キャッシング

自己破産を行うことで、比較的簡単に債務から解放されるため、自己破産後にも借金をしてしまう人もいるのです。上記でお伝えしたように、5~10年間は借入ができないのですが、高金利のヤミ金の場合は借りられる可能性があり、そのような金融会社から、また借金をして借金地獄に陥る人もいます。

ですから、自己破産する際は、今後はギャンブルなどで安易に借金しないように硬く決意しなければいけません。

債務整理する場合はまず専門家に相談すること

借金・キャッシング

以上のように、ギャンブルなどの借金でも自己破産できる可能性があります。パチンコやパチスロなどで借金を増やして、どうしても返済できないときなどは、自己破産を検討してみると良いかもしれません。また、家を残したい方は、個人再生を行えば、大幅に借金を減らして、マイホームを残せる方法もあります。

いずれにしても、債務整理の問題は、まず専門家に相談してみることです。下記でも、オススメの債務整理に詳しい専門家(弁護士や司法書士など)を紹介しているので、参考にしてみると良いでしょう。「ギャンブルの借金だと自己破産できないのでは」と諦めず、まずは相談してみましょう。