- 『人手不足で会社が倒産しそう』
そのような会社も少なくありません。
では、人手不足倒産の前兆は、どのようなことが挙げられるのか。
今回詳しく見ていきたいと思います。
目次
人手不足倒産の前兆・特徴とは？
人手不足倒産する会社には、いくつかの特徴があります。
人材育成体制が皆無
まず、人材育成体制が整っていません。
ひとを教えることができないので、人材が育たないのです。
そして、たとえ入社してくる人材がいても、
会社に馴染めずに、辞めてしまうことが多いです。
年功序列の会社体質
人手不足で倒産する会社は、年功序列気質にあります。
年齢が上の人間、勤続年数が長い社員が上の立場となり、
縦社会的な意識が強く、新しく入る社員が適応しにくい環境にあります。
若い社員が少ない
人手不足の会社は、若い社員が少ないことも多いです。
年齢に偏りがあり、平均年齢が高い。
若い社員は年上社員に遠慮してしまうこともあります。
同じ世代の若い社員がいる方が、相談もしやすく、励みにもなるものです。
世代間による考え方の違いもあるので、若い人材が欲しい会社は、
特に若手人材の育成方法に注力しないといけません。
女性社員が少ない
女性社員が少ないということは、女性が働きにくい会社とも言えます。
出産・育児休暇が取れて、家庭と仕事のバランスが取れる会社であれば、女性社員も定着するはずです。
人材不足にある会社は、いかに女性が働きやすい職場であるのか、意識して体制を整える必要があります。
風通しの悪さ・コミュニケーション不足
社員同士のコミュニケーションが取れていない、関係性が悪いと、
新しく入社して来る社員も働きにくいです。
貴重な人材を迎え入れるためには、まず働きやすい社内体制・連携が取れている必要があります。
現在の社員も働きたくないような会社雰囲気では、誰も入社したいとは思わないでしょう。
求める人材レベルが高すぎる
人手不足の会社は、求める人材レベルが高すぎるのかもしれません。
求める人材のレベルと待遇がミスマッチしていると、
求人内容に魅力を感じなくて、応募するひとも少ない傾向にあります。
優秀な人材が欲しい気持ちはわかりますが、自身の会社の見直しも必要です。
ハードワークでも給与が上がらない
仕事内容はハードワークであるにも関わらず、給料が低い、
もしくは給料が上がらないと、ひとも辞めていき、人材も集まらず、
人手不足に苦しむことがあります。
人材を欲しいのであれば、給与や待遇面を魅力的にしなければなりません。
さもないと、たとえ良い人材が見つかっても、他に流れていきます。
ブラック企業
長時間残業・土日出勤・パワハラが横行するブラック企業では、誰も働きたいとは思いません。
ワークライフバランスが重要視されている時代です。
「会社に全てを注げる」よう求めても、ひとは集まりません。
しっかりと働きやすい、生活と仕事のバランスが取れるホワイトな会社に、良い人材も集まります。
ワンマン経営
ワンマン経営、もしくは一族経営の会社は、独特な雰囲気と文化を持っていることが多く、
新入社員がその体質に馴染めないことも少なくありません。
トップダウン経営は、末端社員に過度なプレッシャーとストレスを与えます。
人材が豊富にいるならば、それでも通用したかもしれませんが、
人材不足の今、以前と同じような経営を続けても、ひとは集まりません。
悪い会社のイメージが定着している
今はネットの時代なので、会社の口コミ評判はすぐに回ります。
あなたの会社の評判は、もしかしたらよくないかもしれません。
入社したらそれでよしではなく、会社内部からよくしていく。
今働いてくれる貴重な人材を大切にしてこそ、
社内評判も良くなり、貴重な人材も集まります。
物価高騰でも価格を上げられない
円安物価高騰の今、サービス価格に反映できないと、人件費が削られます。
仕事は増えても、給与は上がらず、社員のモチベーション低下にもつながります。
また、そのような会社には将来性が見込めず、人材も集まりません。
変化・改善する意識がない
旧態依然の体質、変化のない経営では、魅力を感じることができません。
改善していくからこそ、働きやすい職場となり、会社に活気がつきます。
そのような会社に人材も集まります。
人手不足で困っているならば、変化するときなのかもしれません。
まとめ
以上のように、人手不足による倒産の前兆について、お伝えしてきました。
もし、あなたの会社が上記に当てはまるのであれば、それは人手不足倒産の前兆かもしれません。
今現在人手不足に困っているのであれば、今一度対策を考えて見ることです。
