この記事を読んでいる方の中には、今現在、転職を考えているWebデザイナーの方も少なくないでしょう。

転職は時間も労力もかかるので、失敗したくないはずです。

そこで、Webデザイナーとして働く際の、会社の選び方についてお伝えしたいと思います。

目次

会社によって仕事内容は全然違う

会社によって仕事内容は全然違う

Webデザイナーの仕事といっても、会社によって仕事内容は全然違います。

「下請けメインの会社」と「自社メディアを主に扱う会社」

まず、会社によって、「下請けメインの会社」と「自社メディアを主に扱う会社」があります。

「下請けメインの会社」は、とにかく納期がきつい傾向にあり、常に時間に追われることがあります。

また、制作費用も抑えられているため、多くの案件をこなさなければ、なかなか収入が得られません。

なので、どうしても数多くの案件をこなすことになり、どうしても忙しくなるのです。

一方で、「自社メディアを主に扱う会社」は、自社メディアを主に扱うため、ある程度納期にも余裕があります。

また、コスト削減されるわけではなく、ある程度こちらのペースで仕事をすることができるため、下請けよりも余裕を持って仕事ができます。

なので、定時に帰れることもあるのです。

下請けメインか自社メディアメインかで、労働環境は全く違います。

もし、ある程度余裕を持って仕事をしたいならば、自社メディアをメインに扱う会社が良いかもしれません。

どこの会社で働くかでスキルアップも違う

ただし、自社メディアを主に扱う会社だと、どうしても余裕があるため、スピード感は下請けメインの方が、早いように思います。

下請けメインの会社は、とにかく多くの案件をこなすため、スピードも早く、また多岐にわたる仕事をこなせば、スキルアップにもつながります。

なので、一般的には、バリバリ仕事をこなす下請けメインの会社の方が、スキルアップの速度は早いとも言われています。

ただし、その分労働時間も長く、大変なので、どちらを選ぶかは、ひとそれぞれでしょう。

会社のHPにセンスを感じられるか

会社のHPにセンスを感じられるか

あとは、興味ある会社のHPをチェックしてみることです。

会社のHPがセンスのあるデザインならば、レベルが高い制作会社かもしれません。

また、レベルが高い制作会社でも、自社のHPには力を入れていない可能性もあるので、どういう実績があるのかも見てみるといいでしょう。

プログラマーが社内にいるか

あとは、社内にプログラマーがいると、間近でプログラミングのスキルを学べるかもしれません。

自分がどういう部分で成長したいのか、考えながら会社を選ぶといいでしょう。

どういう業界の制作が多いか

また、会社がどういう業界に力を入れて制作をしているのか、業務内容や実績からチェックしてみることです。

業界によって、デザインも違ってくると思うので、自分がどういう業界のデザイン制作をしたいのか、考えてみることです。

自宅から会社は近いか

あとは、毎日通勤することになるので、自宅から会社の距離も検討材料に入れておくといいでしょう。

わずかな通勤時間の差でも、それが何日も積み重ねれば、大きな時間の違いが生まれます。

満員電車に揺られるだけでも、相当な労力となります。

通勤するとそれが毎日のように続くので、極力無駄な労力を省けるように、会社選びを行うのも大切です。

なるべく負担がないためにも、自宅から会社までの通勤時間もよく確認しておくことです。

リモートワークもできるか

これからは、新型コロナウイルスの問題など、何が起こるかわかりません。

なので、何か起きた時にリモートワークができるかも判断材料のひとつです。

経営陣が、従業員の安全も考えながら、会社経営をしているのか、チェックすべきポイントでしょう。

Webデザイナーを欲しがる会社は少なくない

Webデザイナーを欲しがる会社は少なくない

やはり、これだけネットも普及しているので、ネット展開していきたい企業も多く、Webデザイナーの人材を求める企業も多いのです。

なので、Webデザイナーの需要はまだまだあると思います。

特に、デザインスキルが高いWebデザイナーは、多くの会社が欲しがることでしょう。

また、たとえ未経験であっても、ある程度勉強して知識やスキルがあれば、ひとを育てていくという意味でも、採用される可能性は十分にあります。

自身でも勉強してスキルを高めておく

また、転職活動に向けてスキルアップしておくと、さらに転職もしやすくなるでしょう。

例えば、デザインだけではなく、マーケティングやプログラミングもできると、さらに付加価値のあるWebデザイナーとして、転職活動することができます。

ポートフォリオもしっかり作っておく

あとは、Webデザイナーの転職は、実績やスキルで判断されることも多いので、これまでの経験やスキルがわかるようなポートフォリオをしっかり作っておくことです。

せっかくスキルや経験があっても、ポートフォリオが古いままのWebデザイナーも少なくありません。

それではせっかくの能力も十分にアピールすることができないので、しっかり自身のポートフォリオを作り込んでおくことです。

Webデザイナーは転職すれば給料が上がる可能性は十分にある

Webデザイナーは、実際転職すれば、給料が上がる可能性は十分にあります。

特に、Webデザイナーの仕事を経験しているひとならば、経験者として採用され、年収が上がることも予想されます。

現に、転職して年収アップ成功しているWebデザイナーも少なくないのです。

なので、今現在年収にあまり満足していないWebデザイナーの方は、転職すれば年収が上がる可能性は十分にあります。

Webデザイナーは、仕事のやりがいが大切

Webデザイナーは、仕事のやりがいが大切

ただし、年収の高さだけで転職するのは、注意が必要です。

なぜならば、Webデザイナーにとっては、仕事のやりがいも大事だからです。

年収が高くとも、仕事にやりがいを感じなければ、次の会社も長続きはしないでしょう。

年収も大事かもしれませんが、その会社で仕事をしたいのかも、とても大事なことです。

会社を選ぶ際は、自分が成長できそうかも考えてみることです。

自分を安売りし過ぎない

ただ、早く転職したいからといって、自分を安売りし過ぎないことです。

あまり安売りし過ぎると、どんなに忙しく働いても、常に経済的に困ってしまうかもしれません。

もしかしたら、もっと高い給料がもらえる会社もあるかもしれません。

しかし、あまり高年収ばかり狙うと、転職に失敗する可能性もあるので、先にも言ったようにお金ばかりにとらわれないことです。

バランスが大事でしょう。

一緒に働くチーム、会社の雰囲気も大事

また、仕事内容だけではなく、一緒に働くチーム、会社の雰囲気も重要です。

会社内の雰囲気が悪いと、仕事をするのもきついものです。

逆に、多少給料は安くとも、チームや会社内の雰囲気が良ければ、仕事に対してのモチベーションも維持することができるでしょう。

もっとも、チームの雰囲気は実際に働いてみないとわかりませんが、採用担当者と話すことで、会社の雰囲気や仕事について、多少なりともイメージすることができるでしょう。

Webデザイナーとして働く際は、チームや会社の雰囲気についても考慮することが大事です。

職場には何歳くらいのひとが働いているのか

あとは、職場には何歳くらいのひとが働いているのかです。

Webデザイナーは、自分より年下のひとが先輩になることもあります。

また、逆に30代40代のWebデザイナーが多くいる会社もあります。

年齢だけで判断するわけではありませんが、どのくらいの年代が主に働いているのか聞いてみるのもいいでしょう。

なお、たとえ先輩が年下だとしても、年齢は気にしないことです。

それよりも、会社やクライアントに貢献し、あなたのスキルや経験を高めていくことが大事です。

なるべく仕事場を見せてもらう

Webデザイナーの方は、長時間職場で働くことも多いので、仕事場の雰囲気はとても大切です。

人間関係も含めて、社内の雰囲気が悪いと、仕事にも影響してきます。

なので、できれば採用面接のときにでも、職場の雰囲気を一度見せてもらうといいでしょう。

少しだけでも仕事場を見せてもらうことで、イメージもでき、雰囲気も感覚的につかむことができるはずです。

結構ひとの直感は鋭いので、職場の風景を見せてもらうといいでしょう。

会社の雰囲気は、面接受けるまでわからない

また、会社の雰囲気は、実際に面接受けるまでわからない、ということです。

求人募集では、それほど魅力を感じないような会社でも、実際に採用面接を受けて、会社の雰囲気や採用担当者とのやり取りの中で、会社に魅力を感じることもあります。

なので、数多くの求人案件を見て比べるとしても、あまり書面だけで会社を判断しない方がいいと思います。

Webデザイナーは転職することがプラスに働く

普通の仕事であれば、一つの会社で働き続けた方が、その会社での仕事を覚えられることも多いので、良いと考えられることもありますが、Webデザイナーの場合は少し違います。

デザイナーという特殊な仕事なので、常に新しいデザイン・アイディアが求められます。

そういうときに、同じ会社で働き続けるとどうしても考えが固執しがちになってしまうのです。

考えが偏ってしまうと、デザインもワンパターンになりがちです。

それを避けるためにも、デザイナーによっては、3年未満で転職していくひとも少なくありません。

転職することで、自分自身に新たな知識や経験を取り入れ、良いデザインやアイディアが生まれることもあるのです。

なので、Webデザイナーにとって、転職は必ずしもデメリットではないのです。

会社の規模や年収だけで判断しない

また、Webデザイナーは、会社の規模や年収で転職先を考えるひともいるかもしれません。

しかし、それだけで会社を判断してしまうと、本当にやりたい仕事ができるか疑問です。

年収も大事かもしれませんが、それよりもあなたがやりたいと思える仕事なのかどうかが、今後Webデザイナーとして仕事をしていく上で大切なことです。

スキルや経験が身につくのか

Webデザイナーの仕事でも、会社によっては一部分の仕事しか任せられなかったり、同じような作業を強いられることもあります。

なので、次に転職する際は、あなたにスキルや経験がしっかり身につく仕事なのか、会社選びの判断材料にするといいでしょう。

年収が高いところを選ぶよりも、他の会社でも生かせるスキルや経験が身につく会社を選んだ方が、次の転職する際も優位に進ませることができるからです。

転職で大切なのは、どの会社に行くかよりも、どういうスキルや経験が身につくかが大切なのです。

デザインだけか、コーディングも行うのか

また、Webデザイナーの中にも、デザインだけ行うひとや、デザインとコーディンを行うWebデザイナーもいます。

これは会社の仕事内容や体制によっても違います。

デザインだけに集中したいならば、デザインだけを行う会社を選べばいいですし、いろいろ担当したいならば、デザインとコーディング両方担当できる会社を選ぶといいでしょう。

ネガティブな意見は気にしない

転職のことについて周りに言うと、会社や同僚などから、いろいろ言われることがあります。

「転職はまだ早い」「そのスキルでは他の会社では通用しない」など、言われることもあります。

しかし、これらの言葉は、あまり気にしないことです。

こういう言葉は、ただの身勝手な言葉でしかないこともあります。

単にあなたを引き止めるためだけに言っていることもあるのです。

転職できるかどうかは、行動してみないことにはわかりません。

あまりネガティブな意見は、気にしないようにすると良いでしょう。

あなたの人生を決めるのは、あなたです。

SNSの情報を鵜呑みにしない

あとは、Webデザイナーの方は、SNSなどで情報を仕入れるひとも多いでしょう。

ただ、SNSの情報は、偏りがあることも多いので、鵜呑みにはしないことです。

あくまで参考程度にしておくといいでしょう。

特にSNSは情報発信が早いので、トレンドを見るときには、使えるかもしれませんが、SNSの情報だけが全てではないので、いろいろなところから情報を仕入れることです。

Webデザイナーもコミュニケーション能力は大事

内勤が多いWebデザイナーですが、チームで仕事をすることも多いので、協調性のあるコミュニケーション能力は求められます。

いくらスキルがあるWebデザイナーでも、プライドが高くコミュニケーション能力が低いと、不採用になることはあります。

なので、スキルや経験だけではなく、人柄で採用判断されることもあるので、いかに採用されやすいように面接でアピールするかも大切なのです。

ある程度のキャリアプランを立てておく

Webデザイナーが転職するときは、ある程度のキャリアプランを立てておくことです。

あなたがどういう業界のWebデザインをしていきたいのか、どういうスキルや経験を積んでいきたいのか、考えて転職活動を行うことです。

キャリアプランを立てておくことで、今後のWebデザイナーとしての方向性を決めやすくなるでしょう。

Webデザイナーの転職は、ただ会社を探すのではなく、今後のキャリアに繋がるような会社選びが大切です。

転職活動は大変なので、エージェントに相談してみるのも良い

ただ、転職活動は時間も労力もかかり大変です。

数多くある企業の中から、自分に合う企業を見つけるのは、なかなか難しいでしょう。

なので、アドバイスを受けるためにも、一度業界に詳しいエージェントに相談してみるのも良いと思います。

今の現状を客観的に見つめて、どういうスキルがあるのか、どのような会社が合いそうかを見てくれるでしょう。

あなただけで探すよりも、こういうサポートを受けた方が、いち早く転職できる可能性もあるので、オススメです。

下記でも、Web業界の転職にオススメなサイトを紹介しているので、転職を成功させたい方は、ぜひチェックしてみると良いでしょう。