不動産投資を始めたいけれども、どういう物件が良いのだろうか、と迷う人もいるでしょう。もしこれから不動産投資を始めるならば、ぜひとも中古木造アパートか戸建てをお勧めします。なぜRC構造ではなく、木造建築が良いのか、詳しく説明していきましょう。

木造建築の方が安く不動産投資を始めやすい

木造建築の方が投資しやすい

やはり、木造建築の良さは、安さが魅力です。RC構造などよりも価格的に安いので、不動産投資が始められやすいのです。不動産投資をするとなると、大金が必要になるでしょう。少しでも購入価格を抑えるためには、中古木造建築に投資した方が利回りが稼げる場合もあるのです。

区分所有だと余計な費用がかかる

また、マンションの区分投資だと、修繕積立金やら管理費やらで、やたらと費用がかかり、収入を削ってしまいます。なるべく固定費用を抑えたいのであれば、アパート一棟や戸建てを購入する方が良いでしょう。

また、土地を持っていると、様々な出口戦略が可能になります。更地にして土地を売ることや、土地だけ貸すこともできます。また、次の投資物件のために融資をつけたいときも、所有している土地が担保代わりになるでしょう。

木造の方が取り壊しもしやすい・修繕費も安い

木造の良いところは、取り壊しのしやすさにもあります。新たに新築を建てるときに、RC構造だと取り壊すにも、木造より費用がかかってしまいます。木造住宅ならば、取り壊しもしやすいですし、部分修繕もRC構造よりもしやすいことがあるのです。メンテナンスする際も木造構造の方がしやすかったりもします。

固定資産税が安い

木造物件の良さは固定資産税の安さにもあるでしょう。不動産を持っていると、固定資産税がかかります。そういうときでも、木造物件の方が固定資産税は安い傾向にあるので、費用を抑えることができるでしょう。

木造建築で考えられるデメリット

木造建築のデメリット

木造建築の不動産投資は、コストが安いなどのメリットもありますが、一方でデメリットもあります。どのような点がデメリットになるのが、下記で見ていきましょう。

減価償却期間が短い

不動産投資をする上で、減価償却費の計算は重要になります。なぜなら、減価償却費があることで、税金を抑えることもできるからです。しかし、法定耐用年数は「RC物件は47年」「木造物件は22年」と決まっており、木造物件の場合は減価償却費として計算できる期間が短く、経費として計算できる金額が少なくなってしまうので、税金対策としてはやや不利になります。

借りられるローンも短い

法定耐用年数が短いので、借り入れできる期間も短いのです。中古木造物件を買う場合は、まず22年借りることは難しいでしょう。年数も経過していると思うので、借りれた場合でも返済年数は10年くらいだと思います。

これは何を意味するかというと、せっかく大金を借りても、10年で返済しなければいけないので、毎月の返済額が高くなってしまうのです。場合によっては、家賃収入よりも返済額の方が高くなる、いわゆる持ち出しケースが発生する場合があります。

ですから、木造建築を購入する場合は、返済期間についても金融機関等とよく話し合う必要があるでしょう。なるべく毎月の返済金額を抑えたいならば、頭金を増やすことです。そうすれば、持ち出しすることなく不動産運営が可能となるでしょう。

木造は耐久性がRC構造より弱い

木造のデメリットとして他にあげられるのは、耐久性があるでしょう。やはりRC構造の方が耐久性は良いでしょう。震災の影響を受けやすいのも木造建築です。耐震性、耐火性、防音性は、やはりRC構造に軍配があがるでしょう。耐久性はやや不安があるので、木造物件を購入する際は、必ず保険に入るようにしましょう。

費用面を考えると木造物件は魅力的!

木造物件の魅力

以上のように、木造物件のメリットデメリットについてお伝えしてきました。やはり木造なので、耐久性はRC構造よりも劣りますが、なんといっても価格面が魅力的です。特に不動産投資初心者の場合は、なるべく初期投資を抑えたいでしょうから、そういう意味でも木造物件はオススメですね。

金銭的に余裕ができ、経験を積んでから、RC構造の投資に挑戦してみるのも遅くはないでしょう。まずは、中古木造物件を中心に見て回ると良いと思います。あとは、書籍だけでなく、実際に不動産投資セミナーに参加してみることもオススメします。やはり経験者の声はとても参考になります。興味がある方は、下記でもオススメ不動産投資セミナーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみると良いでしょう!