• 『自営業だけど借金まみれで疲れた・・・』

そう思い悩む方も少なくありません。

そこで今回は借金まみれに苦しむ自営業向けに、解決方法をお伝えします。

自営業が借金まみれになる原因

自営業が借金まみれになる原因

自営業が借金まみれになって苦しむ原因は様々あります。

仕事が見つからない

自営業を始めても、仕事が見つからないことがあります。

たとえ順風満帆なときがあっても、突然仕事が減ってしまうこともあります。

そうなると一気に収入も減ります。

顧客が減った

これまでいたお客さんも、離れてしまうこともあります。

常に業界で競い合う状態だと、ライバルに顧客を奪われてしまうこともあります。

また、ちょっとしたトラブルでお客さんを失うこともあります。

物価の高騰

昨今の物価高騰で、利益を圧迫してしまいます。

値段はなかなか上げられず、原価だけが上がり、経営が苦しくなります。

自転車操業

借金で借金を返すと、利息が膨らみ、返済も難しくなります。

収入以上に支払いが増えると、どうしても借金せざる終えません。

供給過多

需要に反して供給が過多になると、顧客の奪い合い、価格競争に追いやられて、利益を得るのも難しくなります。

誰にも相談できない

個人事業主や自営業は、なかなか相談できません。

誰にも相談できないまま、借金まみれで疲れてしまうこともあります。

借金まみれで疲れた自営業者が対策すべきこと

借金まみれで疲れた自営業者が対策すべきこと

もし、借金まみれで疲れてしまったらならば、自営業は下記のようなことに意識してみましょう。

一人で抱え込まない

まず、一人で抱え込まないこと。

自営業は孤独なので『誰にも相談できない』と思い込んでしまうかもしれませんが、

専門機関などに相談してアドバイスをもらうことが大切です。

支出の見直し

また、支出の見直しをしてみましょう。

無駄を省けるところがあるかもしれません。

仕入れを見直すことでも、大幅にコスト削減できる場合もあります。

経営改善

経営に行き詰まっているならば、方向性を変えてみることです。

このまま続けていても売り上げ見込みが立たないのであれば、

ますます経営は苦しくなります。

今こそ方向性を変えるときかもしれません。

売掛け債権の現金化

今すぐ資金が必要な場合は、売掛け債権を現金化することで資金調達ができます。

このような資金調達方法をファクタリングともいい、

赤字経営や税金滞納している場合でも、資金調達できることがあります。

借り入れ一本化

複数社から借り入れしている際は、借り入れ一本化をすることで、

返済がしやすくなったり、利息が減り、借り入れが減額できる場合もあります。

債務整理

どうしても借金返済が難しい場合は、自己破産や任意整理も検討してみましょう。

任意整理を検討する

借金・キャッシング - 任意整理

債務整理の一つとして、任意整理があります。

これは文字通り、任意で債務(借金)を整理していく方法です。

任意整理は、裁判所などの公的機関を通さずに、弁護士や司法書士が債権者と債務者の間に入り、利息や借金額を減らせるように交渉を行い、借金額の圧縮を行います。

全額借金を返済するのが難しくても、仕事で収入があり、借金を減額すれは返済できる人ならば、任意整理もオススメします。

なぜ任意整理で借金を減額できるのか?

借金・キャッシング - 任意整理で借金減額

なぜ任意整理で借金が減額できるかというと、一つには余計な利息を払っている可能性があるのです。

お金を借りる場合、「利息制限法」と「出資法」という二つの法律があるのですが、

利息制限法では、利息の上限は、10万円未満なら20%、100万円未満なら18%、100万円以上なら15%と決まっています。

これに対して、出資法では、利息の上限は、29.2%になっているのです。

二つの法律で、利息の上限差は最大14.2%もあるのです。

このような高すぎる利息を設定して商売している金融業者も少なくないのですが、その事実を債務者は知らないのです。

払い過ぎた利息分を元金返済に充てる

ですから、契約を交わしていても、実は余計な利息を払ってしまっているケースは多くあります。

そこで、債務整理をして、今まで多く払いすぎていた利息分を元金返済に充てて、残りの残金を無理ない返済計画で分割して支払うことができるのです。

また、任意整理の手続きをすると、金融業者は以後の利息をカットする約束で、分割返済に応じてもらえる場合が多いのです。

ですから、債務者は任意整理することで、借金が減り、さらに返済しやすくなるのです。

任意整理における弁護士と司法書士の違い

借金・キャッシング - 弁護士と司法書士の違い

任意整理は、弁護士も司法書士も行えますが、対応できる範囲が全く違います。

弁護士は、法的なアドバイスや代理人として相手方と交渉などを行い、法律で依頼者を守りますが、司法書士はあくまで不動産や会社などの登記を行うのが本来の仕事です。

また、債務整理についても、弁護士は債務整理の法律相談はもちろん、代理人として金融業者との交渉や訴訟が行えますが、

司法書士(認定司法書士)は個別の債権額(借金・過払い)が140万円以下に限り、法律相談・交渉・訴訟ができるのです。

ですから、司法書士が任意整理の依頼を受けられるのは、少額の借金や過払いのみなのです。

限度額に制限なく対応できる

弁護士ならば、個別の借金が140万円を超える場合でも、依頼者に代わって最後まで貸金業者と交渉することが可能です。

迅速な対応が可能

司法書士は、地方裁判所の代理人になることができませんが、弁護士は代理人になることができます。

140万円を超える過払い金の回収のために、地方裁判所にて訴訟を起こした場合に、弁護士の方が迅速に対応できるのです。

金融業者も弁護士費用がかかるために、早めに和解に応じる可能性が高いです。

任意整理は弁護士への相談がおすすめ

借金・キャッシング - 任意整理は専門弁護士へ相談

以上のように、弁護士と司法書士では、対応できる範囲が全然違うため、任意整理をするならば、弁護士への依頼をおすすめします。

任意整理で一番大切なポイントは、「交渉力」です。

任意整理は本人だけで行うこともできますが、個人で金融業者に対応するのは難しいです。

下手に素人が交渉しても、トラブルになりかねません。

また、たとえ弁護士に任意整理を依頼しても、絶対にうまくいくとは限りません。

弁護士によっても得意分野があります。

弁護士によって、交通事故や離婚や企業など、得意としている分野が違うのです。

なので、できるだけ任意整理の経験豊富な、債務整理専門の弁護士に依頼した方が良いのです。

ちなみに、債務整理・任意整理に強い弁護士は下記の方で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

信頼おける法律事務所で全国対応しています。

弁護士に依頼すれば取り立てをストップできる

借金・キャッシング - 取り立てをストップできる

任意整理を行う上で大きなメリットの一つとして、弁護士に依頼すれば「債務者への取り立てをストップできる」ことです。

借金を膨らまし、なかなか思うように返済ができず、日々取り立てを行われる毎日は、精神的にかなり辛いものです。

かなりのストレスが伴うので、精神的にボロボロになり、体を壊してしまう債務者も少なくありません。

また、債務者だけでなく、その家族にも大きな被害を受けることになります。

しかし、任意整理の依頼を弁護士が受けると、同時に金融業者などの債権者に「受任通知」が書面で送られます。

これが届くと、和解成立まで支払いをストップさせることができるのです。

また、必要な交渉や書類作成は、すべて弁護士が行うため、任意整理を依頼した時点で、すべて弁護士に任せて、債務者は何もしなくて良いのです。

これまで借金取りに追われていた債務者は、任意整理を依頼すれば、取り立てから解放されるので、精神的にもかなり楽になるのです。

任意整理は裁判所いらずで手続きが簡単

借金・キャッシング - 任意整理のメリット

任意整理のメリットは、弁護士に依頼すれば和解成立まで返済をストップできますし、取り立てもなくなります。

また、7年以上取引をしている場合は、過払い金が戻ってくることもあります。

さらに、将来の利息が免除されることが多いので、これまでと比較すると、かなり借金の負担が軽くなる可能性が高いのです。

その他にも、自己破産や民事再生に比べて、任意整理は裁判所を通さず、資料収集の必要もなく、手続きが比較的簡単に行えるのです。

官報に掲載されることもないので、人に知られる心配もありません。

交渉に関しても、すべての債権者を相手に交渉する必要はなく、利息が高い金融業者だけ相手にして、債務整理を行うこともできます。

金融業者との取引期間が長い場合は、過払い金の回収もできるかもしれないので、まずは任意整理を検討すると良いでしょう。

任意整理をすると長期間借入ができなくなる

借金・キャッシング - 借入が不可能

このように任意整理は、借金を減額できるなどのメリットがあるのですが、任意整理をすると、

信用情報機関にブラックリスト(事故情報)として掲載されるので、およそ7年ほどはクレジットカードなどを含む借入をすることができなくなります。

また、任意整理はあくまで借金総額を減らすことが目的なので、借金すべてをなくしたい方には、不向きな債務整理なのです。

任意整理を行う方法

借金・キャッシング - 任意整理を行う方法

任意整理を行うには、3~5年間は分割弁済できる安定した定期収入が必要になります。

仕事をしていて継続した収入が見込めるのであれば、経営者やサラリーマンだけでなく、アルバイトや年金受給者でも任意整理は可能なのです。

任意整理を行う場合は、まず弁護士に相談しましょう。

相談する際には、借入先の住所や連絡先・現在の債権額・取引開始年月・サラ金のカードやクレジットカード・請求書・現在の収入状況などをまとめておきましょう。

弁護士との面談の結果、任意整理が可能であれば、弁護士が受任通知を各金融業者に発送します。

その時点で、取り立てや支払いがストップします。

弁護士の腕の見せ所

あとは、弁護士が各金融業者に支払い明細の開示請求を行い、利息制限法により引き直し計算を行って、本来支払うべき正しい借金額を割り出します。

そして、残った借金をどのような方法で支払っていくかを、弁護士が金融業者と交渉を行い、和解契約書を交わします。

このときに、債務整理専門の弁護士の場合は、債務者の希望にできるだけ応えるように粘り強く、各金融業者と交渉してくれるのです。

借金の減額を望むならば、粘り強く交渉してくれる、債務整理専門の弁護士がオススメです。

意外に簡単な任意整理

借金・キャッシング - 任意整理

和解契約を交わしたら、あとはそれに沿ってお金を返していきます。

その後は取り立てに悩む心配はなく、借金を返済していくことができます。

任意整理は、手続きが多くなく、簡単な手順で行うことができるのです。

今現在、借金で困っている方は、任意整理で無理のない借金返済生活を送りましょう。

また、任意整理に強い、専門弁護士を探している場合は、下記の弁護士事務所がオススメなので、ぜひ検討してみてください。